家計を知り実現性のあるライフプランを立てるには家計簿つけだけでは不十分。
家計簿つけからキャッシュフロー・予算作成までを実践形式で紹介します。
家族に仕事、そして趣味…忙しいあなたも時間をかけずに続けられる男の家計簿術!
トップページ > 基礎編 : 目標を現実に!予算を作る

目標を現実に!予算を作る

はじめてのキャッシュフロー作成はいかがでしたか?
キャッシュフローは家計の現状を把握し、将来の予測までを行いました。
遠い将来を含め、家計に不安や改善の必要性を感じることが出来た方も多いのではないかと思います。

本項では、キャッシュフロー(=家計の現状)を元に、予算(=家計の目標)を作成します。
また、予算遂行にあたっての重要なポイントも確認していきましょう。

 

ステップ1 翌年度のキャッシュフロー予測を12ヶ月分に割り振る

それでは、早速予算の作成に取り掛かりましょう。
前項で作成したキャッシュフローは1年単位のざっくりとした現状予測でした。
予算はもう少し詳細に1ヶ月単位で作成します。当然、費目は家計簿・キャッシュフローと同じにしましょう
まずは前項で作成したキャッシュフローの、翌年度分(この例では2009年度)の収支予測を、予算の年間合計列に転記します。

次に、月ごとの予算割り振っていきます
主に下記に挙げる3点に注意しながら作成してみてください。

1.月による変動がほぼ無い費目
 食費など、月ごとの変動が少ない費目は、単純に12等分してしまいましょう。
2.月による変動がある費目
 教育費の「入学金支払い」や、ローン返済の「ボーナス返済」など、現時点で分かっている収支のイベントがあれば漏れが無いように気をつけましょう。
3.いつ発生するか分からない費目
 旅費などで、予定はしているもののまだ日程を決めていない場合に、無理に12等分してしまうと予算として計上した根拠が見えづらくなってしまいます。このような場合、発生するタイミングが不明な分の金額については「未定予算」として別出しにしておくと分かりやすくなります。下記の例では「その他」費目のうち「年内に予定している家族旅行の予算15万円」分を未定予算として別出しにしています。後で見ても分かるように、別出しにした理由はメモしておきましょう。

以上で形としての予算は出来上がりです。
※ここまでの作業の中で、実際に細かく洗い出した予算の金額が、現状予測であるキャッシュフローの金額と違ってしまうことがあると思います。多少の誤差であれば当然発生するものですので気にする必要はありませんが、キャッシュフロー作成時に「子供が進学することを考慮していなかった」など、イベント洗い出し漏れがあった場合はキャッシュフローの方も修正しておきましょう。

 

ステップ2 目標値を設定した予算にする

現在の予算は「家計の現状」を表している状態です。
ここにあなたの目標(貯蓄・節約など)を反映します。モチベーションアップに関わる大切な作業になりますので、しっかりと根拠のある目標を設定しましょう。

目標設定のやり方は人それぞれになりますが、参考として「良い例・悪い例」を1つ挙げておきます。

悪い例
 一般的な家庭における月々の食費平均は44,000円らしい。うちは現状では55,000円かかっており、あと10,000円くらいは節約できるはず!よし、やってみよう。

理由:
統計を元に「なんとなく出来そう」というだけの実現性の低い目標です。「あなたの家庭」において、食費のどの部分に改善の余地があるのか、具体的にどのような行動で節約を実現するのかが明確ではありません。結果のイメージが無い状態で実行しても「なんとなく安い食材を選ぶ」「食べたいけど我慢する」などつまらない節約生活になり、長続きしないかもしれません。
良い例
 会社での昼食は外食で1日800円かかっている(改善の余地)。お弁当持参に変えると300円もあれば満足な昼食ができる(行動)。月20日で計算すると10,000円の節約に(結果のイメージ)!外食はカロリーも馬鹿にならないし節約ついでにメタボも解消できるかも(付加価値)!

 目標というものは、その先に「楽しさ・幸せ」があるからこそ達成のしがいがあるのです。時には「ただただ我慢」の節約もしなければなりませんが、勢いをつける意味でも「楽しんで改善できる部分」からチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

と、言う事で「食・日用品費」の月々の予算を10,000円少なくすることが出来ました。別紙でも良いので設定した目標の説明を必ず書きとめておきましょう。人は忘れっぽいものですので、後々の反省会で「あれ?なんでこの予算にしたんだっけ?」とならないように…

以上で予算が完成しました!

 

ステップ3 予算遂行!月々の実績を書き込んでいく

さて、予算が決まればあとはそれに従うのみです。
実際の収支を家計簿につけ、月に1回、各費目合計を「実績」として「予算」と比較できる形で書き込んでいきます。
後々の反省会の材料として「達成できた・できなかった」原因を思いつく限りメモしておきましょう。
下記の例では今までの手順で作成した予算に「実績入力列」を追加し、1月分の実績を書き込んでいます。

ここで絶対にやってはいけないことがあります。
それは終わった月の予算を訂正することです。
家計を良くしていく為に大切なことは「目標を達成したか否か」ではなく、「なぜ達成できなかったか」「なぜ達成できたのか」をよく考え、改善策を練ることです。
せっかくの「考えるネタ」を無かったことにするのは改善の余地を自ら無くしてしまっているにすぎません。

 

ステップ4 予算の見直し!ついでに来年度の予算も作っておこう

終わった月の予算は訂正してはいけません。
しかし、実際に生活していると予算作成時には予測できなかったイベントの発生が明らかになったりするものです。
例えば「友人がたてつづけに結婚することになり、ご祝儀が必要になる」場合等です。
来月以降の予算であれば見直し・訂正をしても大丈夫ですが「見直しをした理由」についてのメモ書きは忘れずにしましょう。

また、余裕のある時に来年度の予算を作っておきましょう(12月半ばくらいまでを目処に)
年が明けてからまとめて1年分の予算を作成したのでは、予算が決まらない状態で1月を過ごす事になるからです。

 

お疲れ様です!
「家計簿つけ」 「キャッシュフロー作成」 「予算作成」 …
ここまでで「男の家計簿術」は8割方マスターしました。
しかし残りの2割がとても重要なんです。もう少しだけお付き合いください。

次項では家計の1年を締めくくる反省会を実践します。

 
 
トップページに戻る  
当サイトはリンクフリーです
Copyright 2008~ 男の家計簿術 All Rights Reserved